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2014年3月5日(水)〜りんご〜
りんごの野生種はヨーロッパ東南部や東アジア及び北アメリカで、栽培されるようになったのは約4000年前のスイスといわれています。18世紀からの品種が改良されて、現在では2万5000種以上あるといわれています。ヨーロッパでは古くからりんごを食用としてきたため、神話や伝説の中にもりんごが出てくる話が多いです。りんごが出てくる伝説といえば、聖書にあるアダムとイブの「禁断の実」が最も有名ですが、「禁断の実=りんご」となったのは、ミルトンの「失楽園」 からといわれています。
日本でのりんごの生産が本格的に始まったのは明治初期で、戦後になってから品種改良が重ねられ、現在は“つがる”“むつ”“ふじ”など多用な品種が市場に出ています。日本で生産される半分は青森県です。

りんごは食物繊維の一種ペクチンが豊富に含まれていて、整腸作用があり、便秘にも下痢にも効くといわれています。同時に余分なコレステロールや食品添加物などを吸着させ、便と一緒に体外に排出する作用もあり、動脈硬化や大腸がんなど生活習慣病を防ぐこともできます。
また、りんごの酸っぱさの元にはリンゴ酸やクエン酸がふくまれており、これには代謝機能を促進するはたらきがあります。これにはりんごに含まれる糖分と共に、疲労を回復させる作用があります。
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