冷や汁は宮崎の郷土料理の一つで、夏場に食べる冷たい味噌汁の事を言います。
郷土料理の例にもれず、昔は現地の人しか知らない料理だったのですが、最近ではチェーンの定食屋さんでも見かけるぐらいメジャーなものになってきました。
しかし現地でも各家々によってオリジナルのレシピがある為、決まった作り方がありません。
まさにお袋の味と言えます。
大体のレシピに共通する作り方をまとめると、
@胡麻を擂り鉢で擂り、味噌を入れて一緒にすり合わせる。
A擂り鉢ごと火であぶり焼き味噌を作る。
B冷たい出汁を入れ味噌を溶く。
C刻んだキュウリやナス、千切った焼き豆腐、干物のアジを焼いたものを解して入れる。
D冷蔵庫で良く冷やす。
E薬味にみょうが・大葉等を刻んで加え召し上がる。
味噌や魚の旨味が汁に溶けだし、塩分でキュウリが浅漬けのようになるので大変美味しいです。
そのままでも食べますが、冷ご飯にかけて食べるのも美味で食欲の落ちる夏場でもぺろりと平らげてしまいます。
普通のみそ汁よりだいぶ手間ですが、焼き味噌の工程を省いたり、出来あいの焼き魚を使っても十分美味しいのでご家庭でも作ることは出来ます。
是非お試しください。
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