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2014年9月24日(水)〜くるみ〜
 くるみはクルミ科の植物の総称で、黒い実の意味、クルクル転がる実の意味と言われ、英語でウォールナッツと言います。北半球を中心に約20種類が分布しています。
 日本ではオニグルミやヒメグルミなどが自生しており、古くから食用にされていました。 ただ、果実が小さくあまり栽培には適していないので、江戸時代に中国よりテウチグルミ(カシグルミ)が、明治以降アメリカよりペルシャグルミが渡来し、栽培されるようになりました。栽培に適した長野県では特に力をいれ、外来2種の交配から、新たに殻が薄く収量の多い「信濃クルミ」という優良品種を作りました。
 胡桃の用途としては、そのまま食用にするほか、和え物、飴炊き、貸し材料などに用います。
 くるみは、脂肪酸が多いのですがその脂肪酸のうち63%がリノール酸です。リノール酸は血中のコレストロール値や、中性脂肪値を下げるなど、現代人にとって大切な要素を含んでいます。ビタミンB1も多いので疲労回復にも良く、滋養強壮にすぐれています。

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