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2014年11月5日(水)〜ピッツァ〜
 

ピッツァはナポリがルーツで、18世紀にトマトとチーズが融合したのが始まりとされています。しかし名前の由来は明らかではありません。ピッツァという料理の初期の形は、今日でも食べられているパンに似た食べ物「フォカッチャ(foccacia)」であるという説が有力です。

 代表的なピッツァはマルゲリータです。名前の由来はマルゲリ-タ王妃が、庶民の食べるピッツァに興味を示したため、職人が呼ばれました。職人は、王家に敬意を払い、トマトソースとバジル、モッツァレラチーズでイタリア国旗を表わし、これを「ピッツァ・マルゲリータ」と名づけられました。油を入れない小麦粉の生地を手で丸く伸ばし、トマトペースト、モッツァレラチーズ、バジル、オリーヴ油をのせます。そして、長いへらにのせて薪の石窯にいれ、1分半ぐらい焼き上げで完成です。

ピッツァはアメリカをはじめ、各地で発展し、色々な厚さ、豊富な具材の「ピザ」が生まれていきました。
イタリアンタイプはクラストがやや薄くカリッと焼き上げるため、クリスピータイプピザとも呼ばれ、やや厚めで縁の盛り上がったアメリカンタイプはソフトな食感になるため、パンピザとも呼ばれています。

ピッツァが日本に紹介されたのは、第二次世界大戦前。来日した軍事同盟国のイタリア人関係者へのもてなしとして食べたと言われています。大戦後、アメリカ文化の一つとして紹介されて、一般にもその存在が知られるようになりました。
また、日本人の多くがピッツァを食べるとき、欠かすことのできないのはアメリカ製のホットソース「タバスコ」。ところが意外なことに、ピッツァにホットソースをかけるのは、タバスコの本場アメリカでも少なく、世界中で日本だけといわれます。

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