明日の“食”が見える情報市場←フーダックへ                          

2015年4月8日(水)〜アルファ米〜

アルファ米とは、米に含まれる澱粉を加工して、消化しやすいアルファ澱粉としたものです。
 作り方はお湯または水を注ぎ、熱湯の場合は約20分、水の場合は約60分で食べることができ、災害時の備蓄非常食としても高い評価と実績があります。

普通、お米を食べる場合、炊飯するなど火にかけてから食べますが、澱粉を火に通すことで消化し易い澱粉(アルファ・デンプン)の状態に変化します。したがって、私たちはアルファ化したお米を毎日食べているわけです。ただ、冷えた場所に放置しておくと、澱粉は元の状態に戻る特徴を持っています。アルファ米とは冷えた際にデンプンの状態が元の状態に戻らずアルファ澱粉のままに、乾燥させたものを呼んでます。通常のご飯の水分量は約65%ですが、アルファ米はその水分量を10%程度までカットしてあります。

そもそもアルファ米の歴史は、第2次世界大戦以前からあり、日本に古くからある干飯(ほしい)をヒントに、小麦などに含まれるデンプンのアルファ化技術をお米に応用し、ご飯をアルファ化しアルファ米をつくったのが始まりといわれています。

←新しい記事へ  コラムトップへ           古い記事へ→