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2014年1月29日(水)〜巻き寿司の丸かぶり〜

来週の月曜日は節分になります。節分というのは立春・立夏・立秋・立冬の前日のことをいうのですが、特に立春が1年の初めと考えられることから春の節分が最も重視されており、一般には単に「節分」といえば春の節分を指すものとなっています。節分で代表される行事が「豆まき」ですが、もう一つ食に関する行事が「巻き寿司の丸かぶり」です。

 様々な起源の説がありますが、一般に知れ渡ったのが昭和50年代に大阪海苔問屋協同組合が節分のイベントとして道頓堀で実施したのをマスコミが取り上げ、早速全国のお寿司屋さんがそれに便乗して全国に広まったのが始まりです。
 「なぜ巻き寿司」という理由は、「福を巻き込む」からで、まるごと食べるのは、「縁を切らないために包丁を入れない」という縁起を担いでのことです。太い巻き寿司をラッパを吹くようにくわえて恵方(えほう)に向かって何もしゃべらずに丸ごと食べる事により、1年間良い事あるそうです。

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