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2014年4月16日(水)〜ビール〜

ここ数年でビールに変わって、発泡酒の売上の伸びが目覚しいものがあります。そもそも日本で言うビールの定義というのは、政令で定める物品(米・コーン・スターチ・糖類など)を麦芽の半分をこえて使うと、ビールではなく発泡酒ということになります。

 ビールの誕生については正確なことはわかりませんが、人類最初の文明であるシュメール文明の頃にはすでにビールが飲まれていたと言われます。当時のビールの製法は麦を乾燥して粉にしたものを焼き上げそれを加えて水を加え、自然に発酵させるという方法だったようです。
 現在のようなビールの形式が出たのが、1516年に「ビール純粋令」がドイツで交付された頃からといわれます。大麦・ホップ・水の3つの原料以外は使用してはならないと定めることで、ビールそのものの定義を決定するものとなりました。
 日本にビールが入ってきたのは江戸末期の1850年頃といわれています。そのご、明治初期に
初めてビールの醸造・販売を本格的に開始しました。

ビールにはビタミン、ミネラルが比較的豊富に含まれています。また、ビールのカロリーはアルコールに由来します。アルコールのカロリーは血行の促進や体熱の上昇などに消費されるため、パンや米などの炭水化物のカロリーと比較して、グリコーゲンや脂肪となって身体に蓄えられることは少ないといわれています。
 よく「ビールを飲むと太る」ということを言われますが、上記のようにビールのカロリーはあまり蓄積されることはありません。ビールを飲むと胃の働きを活発にさせる作用があります。さらにホップのさわやかな苦味は消化を助け、食欲増進に効果があります。つい食べすぎてしまうところに原因があるといえるでしょう。

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