比較的年中手に入り、いつ食べても美味しいアジ。あまり意識されませんが実は5月〜7月が旬の魚です。
味が良いから「鯵」というのはダジャレのような話ですが、本当にそれが名前の由来と言われています。
脂肪が多い割にくせが無く、旨味も多いので、大変多くの料理に利用され食されています。
一般に家庭の食卓にのぼることの多いアジは「マアジ」「ムロアジ」「シマアジ」の三種類。
中でもシマアジは高級魚とされ、刺身や寿司ネタとして供されます。
干物でも「鯵の開き」は代表格ですが、かのクサヤも原料はアジです。
焼き物、揚げものにしても美味しく、まさに日本の食卓には欠かせない大衆魚の代表と言えるでしょう。
栄養面ではタンパク質、DHA、EPA、ビタミンB1、ビタミンB2、カルシウムなどの栄養素をバランスよく含んでおり、とても優れた食材であると言えます。
美味しいアジを見分ける方法は、マアジで言えば、全体が丸いもの、体表が黄みがかって腹の硬いものが良いとされています。
「死んだ魚の目」という言葉あるように、目で鮮度がわかるような気もしますが、実はあまり宛てになりません。
流通方法によっては鮮度に関わらず目の色が濁ってしまうことがあるからです。
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