2014年7月9日(水)〜そうめん〜 |
そうめん(素麺)は乾麺の一種で、奈良時代に中国から渡来したとされ、古称の索面(さくめん)がなまったものだとされています。
手延べそうめんは、小麦粉に塩水を加えて練り、1本の帯状に切り出して表面に綿実油などの食用油を塗り、よりをかけながら次第に丸棒状に引き伸ばして乾燥し、製麺工程で熟成させます。以前は天日乾燥が多かったのですが、現在では乾燥施設を使用しています。油は、熟成、引き伸ばし工程で、麺線同士の付着を防ぎ、乾燥工程で急激な乾燥を抑えます。引き伸ばしとねかしを繰り返すため、製造に2日間かかることも多いです。よりをかけながら、もとの太さの1万分の1までひきのばすことでグルテン組織は縄状に羅列され、強靭でなめらかな食感が出るのです。 生産地は三輪(奈良県)、播州(兵庫県)、小豆島(香川県)、島原(長崎県)などが有名です。
そうめんの規定はJAS(日本農林規格)によると、丸棒状の手延べそうめん類を線径により、手延べそうめん(直径1.3mm未満)、手延べ冷麦(1.3mm以上、1.7mm未満)、手延べうどん(1.7mm以上)に分類されます。
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