花粉症は花粉が原因で起こるアレルギー性炎症です。「スギ花粉症」は、最近(1960年代)になって「これはアレルギーである」と明らかにされた病気です。主なものは花粉によるアレルギー性鼻炎とアレルギー性結膜炎ですが、咽頭炎、喉頭炎、皮膚炎、花粉喘息などが出る場合もあります。アレルギー性鼻炎の原因は花粉以外にも、ダニ、カビ、ペットの毛などがあります。従って、両者はかなりの部分が共通し、病気の理解や治療法はほぼ同じように考えて良いと思います。
予防として、「手洗い、うがい」が61.1%、「目や鼻を洗う」が52.2%で、まず手やのど、目、鼻に ついた花粉を洗い流すという方法がとっているということです。次いで、「市販薬を使っている」が45.0%、「病院で薬をもらい使っている」が40.8%で、花粉症の症状に対して薬を使う人は75.7%に達しているということです。 また、耳鼻科などで行われる「レーザー治療を受けた」という人は0.7%と少数で、「その他」としては『病院で注射を受ける』が20件みられたほか、『甜茶やのどあめ』の服用もみられました。
治療としては、「病院で薬をもらい使っている」が29.8%と最も高く、次いで「市販薬を使っている」が21.0%であり、他に比べ、薬を使っている人に効き目があったと感じる割合が高く なっています。次に「目や鼻を洗う」があげられ、12.4%で、花粉症対策として最も多くあげられた「手洗い・うがい」は3.1%で効き目があったと感じる人は少ないとみられました。 また、「これといってない」と答えた人が12.6%で、どれも効き目がないと感じる人も多くいるようです。
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