明日の“食”が見える情報市場←フーダックへ                          

2006年6月21日(水)〜内臓脂肪型肥満〜

体の中の脂肪が通常より多いことを肥満といいます。その中でも、皮下脂肪よりもおなかの中に脂肪が蓄積した「内臓脂肪型肥満」いわゆるかくれ肥満は、一見しただけではわかりません。
さらに、高血圧や糖尿病、それらを要因とする動脈硬化などの病気を誘発しやすくなります。
特に子供の頃からなっていると、動脈硬化が早く進むうえ、非常に治しにくく。極端な肥満になると、睡眠時無呼吸や、肝臓機能に脂肪がたまったり、糖尿病を発生させる要因ともなります。

肥満の70%は運動不足と食べ過ぎだといわれ、食物から摂取されるエネルギーが、日常生活で消費されるエネルギーよりも上回ったとき、その余分なエネルギーが脂肪として蓄えられていく。

内臓脂肪は皮下脂肪に比べ、脂肪合成も脂肪分解もともに活発です。言い換えると、内臓脂肪は過食によって脂肪をため込みやすい半面、運動をすればエネルギーとして消費されやすいので脂肪を落としやすいといえます。上手に痩せるには、食事から摂取するエネルギーと運動で消費するエネルギーをバランスよく保ちつづけることが大切です。また、水泳やウォーキングなどの有酸素運動をくり返しおこない、同時に筋力トレーニングやストレッチングなどで基礎代謝を高めておくと、エネルギーの消費がより多く促されます。

また、食事も食行動を分析し、なるべく食べた直後に状況、気分も含め記録をとりましょう。決めた時間に食べるのも効果的です。

←新しい記事へ         コラムトップへ          古い記事へ→