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2006年6月28日(水)〜広島風つけ麺〜
広島では「つけ麺」という冷麺が名物になっています。
冷麺といっても焼肉屋さんや中華料理店にあるようなものではなくて、コシのある独特の麺を特製の激辛タレにつけながら食すという広島ならではの麺料理です。
中華麺の上にどっさりと具が乗り、チャーシュー、ゆでたキャベツ、細長く切ったネギやキュウリなどが基本です。
 タレにも特徴が。少し酸味のあるしょうゆスープにゴマやトウガラシが浮かぶ。かなりの辛く、ピリピリ感があります。
 人気の秘密は「最近の健康志向にぴったりなのでは」という話もあります。野菜がたっぷりとれるし、ゴマやトウガラシの効用もある。そして、あの辛さ。「最初は『なんて暴力的な味なんだ』と思ったけど、また食べたくなる」という人が多いそうです。

その、広島風つけ麺のルーツが広島市中区河原町にある「新華園」と言われています。ここでは冷麺と呼ぶそうです。一九五四年に中区八丁堀で中華料理店を創業。当時からこの冷麺を出していたといい、五十年近い歴史があります。以来、味を守りつづけ、麺も同じ特注品にこだわっているといいます。
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